お金を拾うという経験
2014年 01月 24日
生きていて得難い体験をすることは沢山ありますが、その中でもお金を拾うというのは、最もありふれた体験と言えるかもしれません。
特に1円玉を拾うに至っては、お手洗いに行くくらいありふれているように思います。
世の中にそれだけ小銭を落とす人が多いということではないでしょうか。
かく言う私も1円玉を落とした回数は数知れずです。
1円玉と言えば、「1円を笑う者は1円に泣く」という諺があります。
言うまでもなく、お金は1円に至るまで大事にせよとの教えです。
しかし経済的に豊かになった現代の日本では、余程困窮していない限り、この諺は中々実感しにくいのではないでしょうか。
この諺を言葉通りにとれば、今の日本で実際に1円足りなくて困るのは、買物をして小銭で払おうとして足りなかったときくらいであるように思います。
でもそうなったらお札なり何なりで払い直せばよいわけで、それで泣く程悔しい思いをすることはありません。
私自身の経験で言うと、失業中仕事が見つからずに食費を極端に切り詰めていたとき、後何百円かあればいいなと感じたことはあります。
それほどお金に困っていなくとも、50円拾うとかなり嬉しいものです。
50円あればチョコが1個買えるからです。
最近のチョコはしっかりしているので、チョコ1個でもしばらくは凌げます。
そう考えてくると、小銭を拾うというのは、中々得難い経験でもあるのかもしれません。
by sdyhoop
| 2014-01-24 01:09